Wednesday, November 4, 2009

ブカレストでの悪夢

外務省のホームページを見ていて在ルーマニア日本大使館のページを眺めていたらこのような記事があった。

1.ブカレストでは、スリ、ひったくり又はジプシーによる窃盗などにより邦人旅行者が被害に遭う事件が頻発していますが、その中でも発生件数が多い犯罪は、市内の列車駅である「GARA DE NORD(ノルド駅)」付近においてタクシーから高額な料金を要求されるというものです。
2.被害者のほとんどは、ブルガリアやハンガリーから列車でルーマニアに入国した邦人旅行者で、ブカレスト列車駅(ノルド駅)で下車した際に駅の構内でルーマニア人風の男性などから声をかけられています。
その際、犯行グループは「安い宿を紹介してあげる」、「ここはジプシーがたくさんいるから危ない」と親切を装って話しかけ、同グループの仲間が運転手をするタクシーに旅行者を誘導します。
最初彼らは、現金引き下ろし機のある銀行へ旅行者を連れて行きお金を引き下ろさせ、その後、タクシーで市内にある普通のホテルへ連れていき、到着の際高額な料金支払いを要求します。
旅行者は、当国の通貨交換レートが分からないまま料金を支払って、後から高額であったことに気づくということも少なくありません。
なお、このような犯罪は、現金を引き下ろす際に、クレジットカード等をスキミングされるおそれもありますので、十分注意する必要があります。
3.防犯対策等
以下の点に常に留意してください。
(1)人から親切に話しかけられても、相手にせず、不用意について行かないようにする。
(2)ブカレストのタクシーは運転席と助手席のドア面に1kmあたりの値段が表示されており、乗車の前に値段を確認する。
(2008年9月現在は、1kmあたり約1.7~2レイが通常です。また、1レイは約50円です。)
(3)被害者の多くは、列車を降りたすぐ後に狙われていますが、場合により列車内にいる間から接近してくるものもいますので、乗車中も注意する。
(4)いくつかの国を旅行する場合は、事前に訪問予定国の通貨レートを確認しておく。
なお、安ホテルに到着したとしても、ホテルの中で盗難に遭うケースもありますので、行き当たりばったりで宿舎を見つけるようなことはせず、事前に宿泊先を決めてから旅行することをおすすめします


 恥ずかしながら、これはまさに私の体験そのものである。2009年3月5日、ソフィアから夜行列車で早朝のブカレスト、ノルド駅へと着いた。まさにこの文章にあるとおり、電車を降りた瞬間に、駅のホームにいる男に声をかけられた。「どこに泊まるんだ?」と。どう考えてもこんな奴に返事などしてはいけなかった。ただ言い訳をすると、早朝ですこしぼーっとしていたのかもしれない。「Friends Hostelだ」と答えてしまった。するとその男は隣の男を指さし、「こいつはそこのボーイだぜ、つれていってやるよ」と言ってタクシー(というか黄色い車。正規ではない)まで連れていかれ、乗ってしまった。このとき、バックパックをトランクに入れてしまったのも失敗だった。お金持ってるかと聞かれ、持ってないと答えると、両替するように言われた。早朝のため、銀行に行ったが開いてなく、クレジットカードでATMからおろすように言われた。しかし、なにか胡散臭かったので、カードは持ってないと言い張った。さんざん連れまわされたあげく、24時間オープンの両替所で100ユーロを両替した。400Leiだった。
 
 両替が済むとホテルの場所まで連れて行ってくれたのであるが、その間タクシーのメーターがいような速さで上がっていった。ついたときには300Leiとなっていた!!そんな馬鹿な話があるだろうか。タクシーの運転手と言い合い、値下げを試みたが、結局300Leiも支払ってしまった・・・。このときのレートで約10000円である。たかだか市内をぐるぐる走っただけで、しかもルーマニアの物価でそんなにするわけがない。しかもなんとも悔しいのが、実は宿が駅から近かったことである。そもそもタクシーなど全く乗る必要がなかったのである。ルーマニアでの300Leiなどかなりの大金である。あの男たちは毎朝駅のホームでカモを見つけようとしているのだろうか。おそろく何日かぶんの稼ぎだろう。豪遊でもしたのだろうか。非常に悔しい。外国人の学生をあいてにそういうことができる神経が信じられなかった。それと同時に日本にいるということがいかに甘ちゃんであるかということも感じた。日本はいい国だが、それが普通ではなく、特殊なのだということを身をもって実感した。
 
 
 こうしたこともあり、ブカレストの滞在は朝から憂鬱なものとなった。天気も曇りで雨が時折降っており、街も汚く、無駄に広く、建物など全く魅力的でなく、商店も少ないので、歩いていてこんなにつまらない街があるだろうかと感じた。
 





国民の館以外特に見るものもない。昼食には食堂で、ルーマニア名物サルマーレを食べた。まあロールキャベツである。





夜はスーパーでトマト、にんにく、パスタを買い、宿のキッチンで作って食べた。



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