Monday, January 10, 2011

不思議の都市ドバイ


ドバイに着いたのは朝の7時だった。観光するにせよ、バックパックをどうにかしなければならない。
ドバイの街中にはエティハド航空のオフィスがあり、チケットを持っていればドバイでチェックインして、リムジンバスで連れて行ってくれる。しかし、この日は金曜で、午前中はドバイメトロが動いていないという。よりにもよってこんな日にドバイとは。まあショッピングモールは空いているし、それくらいしか行くところがない。ドバイモールの中の紀伊国屋が印象的だった。高いが日本書もそろえてあり、漫画も売っていた。
 


 

これが世界一高いというビルだ。上まで上るためには予約が必要らしく、値段も高い。










昼はスパゲッティを食べたのであるが、ここのお店のシステムがすごい。麺やらソースやらはすでにできていて、フライパンも大量に積んである。徹底的に分業されていて機械のように働いているのだ。


ドバイという所は(というかアブダビもそうだが)、2種類の異なった価値観にとって面白いところなのだと思われる。

普通に超近代的なビルが立ち並び、スキー場もあり、ショッピングモールもたくさんあり、オリエンタリズム丸出しの砂漠ツアーもある。そういうツーリスティックな意味での面白さである。お金があって素朴にそういうものを楽しむ人たちはいるだろう。

そうしたものを楽しいと感じない人にとってもある意味面白い部分がある。それはダウンタウンの雑踏である。インド、パキスタン人やその他の出稼ぎの人々でごった返しており、送金屋も長蛇の列である。この国の裏側を垣間見た気がした。

 差別という点ではこの国はすごい。人種によってとれるビザが違うのだという。医療系はフィリピンでタクシーなどは印パキなどといった具合だ。行きの飛行機で出会ったアルゼンチン人の青年が言うには、アライバルビザの時に10万円のデポジットが必要なのだという。国内で何も起こさずに出国すれば返してもらえるのだそうだ。しかも、彼に聞いたら結局未成年ということで入国できなかったらしい。その点日本人は3か月ビザが無料で、しかも即発行される。ここで日本人に求められているのは要するにたくさん買い物・観光してお金を落として行ってくださいということだ。そのためにビザがもらえるのだ。
 アラブ首長国連邦というと、どこか厳格なイスラームの国といったイメージで語られがちだが、こんなひどい国などまったくもってイスラーム的とは言えないだろう。石油で儲けたアラブ人が、科学技術を駆使して、安い賃金で出稼ぎから搾取して、自分はクーラーの効いたショッピングモールで黒いベールに覆われた女性を2,3人侍らすというのがこの国の本質に思われた。

それにしてもこの国の暑さは尋常ではない。サウナだ。というわけで外を歩いたので汗をかきシャワーを浴びたいが、もう帰らねばならない。エティハドのオフィスからリムジンバスに乗り、アブダビ空港へ向かった。

 

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